又吉と藤浪の制球難、その共通点?
ここ何年か制球難で苦しんでいる阪神・藤浪と中日・又吉。
よくイップスだとか精神的・心理的な面での問題だとかいろんな話がニュースの記事になっていますが、個人的な見解としては一番大きいのはリリースポイントのばらつきだと考えています。
ただ、リリースのばらつきといってもどの投手も少なからずばらつきはあるはず。
その中で、なぜ二人はここまで大きなコントロールのずれがおこるのだろうか…。
結論としては上半身、特に腕の動きの大きさかと。両者ともに肘から手首にかけての動きが大きく、リリースの前段階でズレが生まれていると思われます。
目や体の軸から離れれば離れるほど安定してコントロールすることは難しくなり、それがリリースや身体の動きのばらつきにつながっているのではと。
身体を目いっぱい動かして全身で投げるからこそ球威のあるボールを投げられるという部分もありますが、それ以上に今必要なのはリリースポイントを安定させること。
腕の動きの大きさを変えないのであれば下半身や体の軸を強くしてステップ幅、腰の回転、体に近い肩回りの動きなどを常に一定にすることが大事なのでは。
軸を安定して作れれば、そこから肘、手首、リリースと身体に離れたところを固める。
しっかりとした軸を作らないとまた同じことの繰り返しになると思うので、地道であっても時間をかけて強い軸を作ることを第一に、少しずつフォームを固めることができればいいのでは…と個人的には思うのですが。これから二人ともどうやってこの不振を克服していくのか、気になるところですね。