tsuno流野球論

NPBのデータをもとにした、投手についての考察記事を主に書いていきます。

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

5/27 ヤクルトー中日 個人的感想と捕手のリードについて。

中日ファンとしては嬉しい、今季初の同一カード3連勝。しかも神宮球場においては6年ぶりとのこと。 そんなこの試合をところどころ見ていた中で勝負所でもあった、5回のモヤHRの打席について。高梨自身がストレートで抑えられる気がしなかったのか、フォーク…

私見 データ野球と守備シフトの本質を考える

またしても間隔があいてしまいましたね。 さて、今回は特にMLBにおいて顕著になっている守備シフトについて。 NPBにおいても日本ハムが時折極端なシフトを敷くケースがあったりしますが、この守備シフト、根本にあるのは該当選手の打球方向割合を見て(シフト…

又吉と藤浪の制球難、その共通点?

ここ何年か制球難で苦しんでいる阪神・藤浪と中日・又吉。 よくイップスだとか精神的・心理的な面での問題だとかいろんな話がニュースの記事になっていますが、個人的な見解としては一番大きいのはリリースポイントのばらつきだと考えています。 ただ、リリ…

ブルペン調整と登板前の動き 今と昔の違いは?

今では当たり前になった、セットアッパーとクローザーを筆頭としたリリーフ投手の運用。 その中で気になるのがマウンドに上がる前のブルペンでの調整。 まずは試合前にアップをして軽く肩を作ったり。 そして試合開始後は状況に応じて立ち投げ、ブルペン投球…

棒球とは。そして、ピッチングの原点。

まずはこちら。 以下、三省堂の大辞林より引用。 「棒球」:投手の投げた球で、威力のない直球。 と、いうわけなのですが…個人的な見解としては 「打者が予測していた程度の軌道を描く、打者の予想を下回る球威の球」 が棒球と呼ばれるのではないかと思って…

雑記 NPB 規定投球回数の怪

またしても先日の日記から。 tsuno2no.hatenablog.com 金田投手の一年目の成績、国鉄の試合数は138に対して金田投手の投球回数は164回2/3と今の基準であれば規定投球回数に乗る数字なのですが、この年のセ・リーグの規定投球回数は180回。翌年は107試合に対…

雑記 真のエース、稲尾和久。

今回取り上げるのは西鉄ライオンズ一筋で活躍した稲尾和久投手。 その中でも、入団し新人王を獲得した1956年から故障をするまでの1963年までの8年間にスポットライトを当てていきます。 稲尾投手が活躍したこの8年間、西鉄は7度のAクラスに4度のリーグ優勝、…

雑記 国鉄スワローズは金田正一である。

最近過去のプロ野球について調べているのですが、個人的に目を疑うような成績を残している、尊敬できる方を今回は題材に。 1950年、2リーグ分裂に伴って結成されたチーム、国鉄スワローズ。 サンケイを挟んで今のヤクルトスワローズとなっていきます。 その…