tsuno流野球論

NPBのデータをもとにした、投手についての考察記事を主に書いていきます。

プロ野球データ

2019中日投手成績振り返りと2020個人的期待選手

2020年の春季キャンプも始まりましたが、今更ながら2019年の中日投手成績を考えて個人的に期待したい選手を。 ここ数年言われていた四死球を選べない・出してしまう傾向があると思っていたドラゴンズ、2019シーズンは圧倒的に選べないということは変わらない…

国鉄のエースであり続けた男、金田正一 追記

tsuno2no.hatenablog.com 過去にこんな記事も書きましたが、改めて金田正一投手の特集を。 金田投手は個人的に最も尊敬する左腕投手ですので、もう少しそのすごさを掘り下げていきたいと思います。 金田投手の国鉄時代の15年間での成績は814試合に登板し、(…

「セイバーメトリクスの落とし穴」を読んで。感想と私見

先日読了した、お股ニキさん(@omatacom)の「セイバーメトリクスの落とし穴」を読んでみての感想を。今の野球のトレンドやこれからのこと、そして野球とビジネスの関係性といったところまで読んでいて納得のいく部分が非常に多いという印象を受けました。 特…

雑記 NPB 規定投球回数の怪

またしても先日の日記から。 tsuno2no.hatenablog.com 金田投手の一年目の成績、国鉄の試合数は138に対して金田投手の投球回数は164回2/3と今の基準であれば規定投球回数に乗る数字なのですが、この年のセ・リーグの規定投球回数は180回。翌年は107試合に対…

雑記 真のエース、稲尾和久。

今回取り上げるのは西鉄ライオンズ一筋で活躍した稲尾和久投手。 その中でも、入団し新人王を獲得した1956年から故障をするまでの1963年までの8年間にスポットライトを当てていきます。 稲尾投手が活躍したこの8年間、西鉄は7度のAクラスに4度のリーグ優勝、…

雑記 国鉄スワローズは金田正一である。

最近過去のプロ野球について調べているのですが、個人的に目を疑うような成績を残している、尊敬できる方を今回は題材に。 1950年、2リーグ分裂に伴って結成されたチーム、国鉄スワローズ。 サンケイを挟んで今のヤクルトスワローズとなっていきます。 その…

今シーズンのトレンド?? イニング途中での投手交代

昨日の地点で開幕から6カードを消化。 各チーム、16~18試合を戦ってきていますが、今シーズン個人的に気になっているのがイニング途中での投手交代です。 昨年までの合計数などはまだ調べていないのですが、今シーズンにおいては4/18現在で55例。 セ・リー…

開幕から一回りして…続き。 パ・リーグでの先発の役割から。

先の記事で書いた、開幕から一回りしてのセ・リーグの先発、そして投手陣の結果に続いて今回はパ・リーグについて書いていきます。 それでは先発投手についた星の数。(後ろの数字はチーム成績) ソフトバンク:7勝1敗(9勝4敗2分) 楽天:4勝3敗(8勝5敗1分) 日…

開幕から一回りして…続き。 セ・リーグでの先発の役割から。

一昨日で各チームとの対戦を一回り終えたプロ野球。(NPB) 前回、中日のみについて書きましたが、今回はセ・リーグでの先発投手についての結果からリリーフ陣の戦いぶりについても書いていこうと思います。 それでは先発投手についた星の数。(後ろの数字はチ…

開幕から一回りしての中日ドラゴンズ投手陣について。

昨日でセ・パ両リーグとも各チームとの試合が終了しました。 14~15試合を終え、スタートダッシュに成功したチーム・伸び悩んだチームと別れましたが、 セ・リーグでは広島が最下位、パ・リーグでは楽天の躍進が特に目立ったと思います。 また、自分の贔屓チ…

開幕から5試合を終えて。

今日で開幕から5試合が経過。パ・リーグは3連戦の先発をまとめてみましたがどうにも要領を得ない感じになってしまった気がしますのでリーグ問わずこの5試合でまとめてみました。 ということで、この5試合、12球団で合計60人が先発のマウンドに立ったわけです…

2019NPBペナントレース 先発の価値?

今回、開幕三連戦を含めて見たここまでの個人的な感想。 ・総じて継投が早い ・どのチームもリリーフの使い方をテストしている こんな印象を抱きました。 また、イニング跨ぎもそれなりにあるのだろうということも感じられました。 というのも開幕ローテーシ…

開幕3連戦の先発・球数・継投を考える パ・リーグ編

さて、2019シーズンが開幕し、最初の3連戦が終了しました。 そこでまず今回はこの三連戦での先発投手と継投について振り返ります。 先発投手名、イニング数、球数の順で書いていきます。 まずは日本ハムーオリックス。 勝敗は初戦から日本ハム、引き分け、日…

2018 中日ドラゴンズ 投手陣壊滅の要因を考える(続き)

昨年のドラゴンズはとにかくリリーフでひっくり返される試合を幾度も見てきました。 その中で今回調べたのは先発投手に白黒がつかなかった試合(逆転などで白黒が消えた試合も含む)の成績。 先発が5イニング以上投げたケース:38試合11勝25敗2分 先発が5イニ…

2018 ソフトバンク 規定投球回数到達者ゼロの中で

先日の日記にて中日ドラゴンズは6イニング未満の試合が56試合ということを調べたのですが、昨年の日本一チームソフトバンクはさらに多く先発が6イニング未満の試合が62試合。しかし違うのは5イニング以上で先発投手に勝敗がつかなかったのが31試合、そして、…

今更ながらのNANDE?

自分が今更ながらもこうしてデータを調べ考察する、というブログを作ったのかというのを書いてきたいと思います。 いろいろなデータブログがそこかしこにあり、多くの情報を少し調べるだけで簡単に手に入れられる時代。 その中で、自分自身もデータについて…

2018 中日ドラゴンズ 投手陣壊滅の要因を考える

オープン戦もいよいよ明日で終わり、3/29から143試合のペナントレースが始まるわけですが昨年、中日はリーグ5位で連続Bクラスの球団最長記録を6年に伸ばす不本意なシーズンとなりました。 先発防御率は4.06と決して悪くはないものの問題と言われたのがリリー…

2018 ソフトバンク 西武との相性とCS突破の要因(?)

さて、西武がソフトバンクに対する一抹の不安を持っていた中、対するソフトバンクの先発投手陣について迫ります。 西武との公式戦25試合にあって、先発した投手は12人、最多は千賀・石川柊の6試合でそれぞれ3勝3敗、3勝2敗とほぼ五分。 先発全体の成績でも10…

2018 埼玉西武ライオンズ リーグ優勝の要因(?)つづき

前回の記事にて対ソフトバンクと他球団に対しての、一部投手陣の顕著な先発機会の差を述べましたが、投球内容の違いについてはどうなのだろうか…ということで検証します。 先発投手が5イニング未満でマウンドを降りた試合数 対ソフトバンク 7試合 対日本ハム…

2018 CS敗退の西武、ソフトバンクとの相性とリーグ優勝の要因(?)

先の2つの記事にてセ・パ両リーグの規定投球回数到達者について調べましたが今回はある球団の先発にフォーカスして、その要因を独自の見方で読み解いていきたいと思います。 さて、その球団とは「埼玉西武ライオンズ」。 2018年パ・リーグ優勝を果たすもCSに…

2018 パ・リーグ規定投球回数到達者版 おさらい&考察

セ・リーグをまとめ、ようやくパ・リーグのほうもまとめることができたので紹介を。 まずは防御率。 1.岸(楽) 2.72 2.菊池(西) 3.08 3.上沢(日) 3.16 4.マルティネス(日) 3.51 5.西(オ) 3.60 6.則本(楽) 3.69 7.涌井(ロ) 3.70 8.多和田(西) 3.81 9.山岡(オ) …

2018 セ・リーグ規定投球回数到達者おさらいと自分的考察

今更ながら2018シーズン規定投球回数に到達したセ・リーグの投手をおさらいしつつ、自分なりに調べたものも含めてちょっとした特徴を考察したいと思います。(敬称略) 防御率順に 1.菅野(巨)2.14 2.東(De)2.45 3.大瀬良(広)2.62 4.ガルシア(中)2.99…