tsuno流野球論

NPBのデータをもとにした、投手についての考察記事を主に書いていきます。

2018 ソフトバンク 西武との相性とCS突破の要因(?)

さて、西武がソフトバンクに対する一抹の不安を持っていた中、対するソフトバンクの先発投手陣について迫ります。

西武との公式戦25試合にあって、先発した投手は12人、最多は千賀・石川柊の6試合でそれぞれ3勝3敗、3勝2敗とほぼ五分。

先発全体の成績でも10勝11敗と大きな差はなく、気になるとすればバンデンハークが3戦2敗ということくらいでしょう。

ただ、先発防御率にすると全体では5.71、千賀は5.73と良し悪しがはっきりしている印象。大味な試合となること、先発を無理に引っ張ることなくリリーフで勝負をするというプランが立てやすかったことでソフトバンクにとって分があったと思われます。

実際、このCSでは5試合で最長は初戦、バンデンハークの6イニング。以降千賀が5イニング投げたのみで残りの3試合は早々に継投を図っています。

もとから強力なブルペン陣に加え、先発陣が豊富だからこそ、武田・石川柊がリリーフ待機できて、かつそれぞれが白星を挙げていることもソフトバンクの強さの象徴的な部分といえるのでないでしょうか。