2018 セ・リーグ規定投球回数到達者おさらいと自分的考察
今更ながら2018シーズン規定投球回数に到達したセ・リーグの投手をおさらいしつつ、自分なりに調べたものも含めてちょっとした特徴を考察したいと思います。(敬称略)
防御率順に
1.菅野(巨)2.14
2.東(De)2.45
3.大瀬良(広)2.62
4.ガルシア(中)2.99
5.ジョンソン(広)3.11
6.メッセンジャー(神)3.63
7.山口俊(巨)3.68
8.ブキャナン(ヤ)4.03
以上8名。半数が外国人というのも含め、日本人先発投手が苦しんでいる現状を誰が変えていくのでしょうかね。
さて、ここから特徴の考察に入ります。
個人的に気になったのがブキャナン。
打者一人当たりの球数(総球数÷対戦打者数)が3.75球と、上記八名の中で最も少ない数字。
ちなみに二位以降は
ガルシア 3.90
菅野 3.91
東 3.91
大瀬良 3.96
山口俊 4.00
ジョンソン 4.00
メッセンジャー 4.21
となっています。
最も球数をかけているメッセンジャーもまた上記の中で少し目立つ数字となっていますが、まずは一位のブキャナンがこの数値の低い理由の一つは奪三振の少なさ、被安打の多さだと思われます。
仕掛けが早いことは省エネピッチングにつながるのですが…被安打が多くイニング当たりの球数(総球数÷投球回数)になると菅野・大瀬良・東に次ぐ四番目となります。
イニング当たりの球数
菅野 15.5
大瀬良 15.8
東 15.9
ブキャナン 16.2
ガルシア 16.4
山口俊 16.7
ジョンソン 16.8
メッセンジャー17.0
ここでガルシアも2位から5位と大きく順位が変わっています。
理由としてはブキャナンもガルシアも、イニング当たりにかかる打者数が多いことが挙げられます。一人当たりの球数が少なくてもアウトが取れなければ本末転倒ということですね。
対して、大瀬良はその点において効率よく抑えているということも言えると思います。
ちなみにイニング当たりにかかる打者数(対戦打者数÷投球回数)は以下のようになっています。
菅野 3.97
大瀬良 3.99
メッセンジャー 4.05
東 4.06
山口俊 4.18
ジョンソン 4.21
ガルシア 4.22
ブキャナン 4.31
やはりブキャナンはイニング当たりの打者数が多い影響で球数が増えていることがわかるのではないでしょうか。
対して菅野、大瀬良はランナーを出すことも少なく平均でイニング当たり4人以下で終わらせることができているようですね。
個人的に気になっている「イニングと球数」にフォーカスして今回の考察をしてみましたが、いかにして球数を減らしつつイニングを稼いでいくか。
そこがこれからピッチングにおいてもっと重視されていくのではないかと思いつつ、過去をさかのぼってみたりして今との違いを考えてみたいものです。
初回の投稿はこんな感じで。
これからも様々なデータ、観点から自分なりの考察をつらつらと書いていきますのでよろしくお願いいたしますm(__)m