tsuno流野球論

NPBのデータをもとにした、投手についての考察記事を主に書いていきます。

今シーズンのトレンド?? イニング途中での投手交代

昨日の地点で開幕から6カードを消化。

各チーム、16~18試合を戦ってきていますが、今シーズン個人的に気になっているのがイニング途中での投手交代です。

昨年までの合計数などはまだ調べていないのですが、今シーズンにおいては4/18現在で55例。

 

セ・リーグ 合計25例(5イニング未満14例)

広島:4(2)

ヤクルト:6(4)

巨人:5(3)

DeNA:3(2)

中日:4(1)

阪神:3(2)

 

パ・リーグ 合計30例(5イニング未満14例)

西武:7(3)

ソフトバンク:5(1)

日本ハム:3(3)

オリックス:4(1)

ロッテ:6(4)

楽天:5(3)

 

DH制のあるパ・リーグのほうが多いという結果。なお、5イニング未満でのイニング途中交代はKO扱いとして()内に書きましたが、この数字を見るとパ・リーグの割合が低いです。ここから、改めてパ・リーグではより勝つための継投としてイニング完了に縛られる必要がないということがわかるのではないでしょうか。

 

個人的に気になっていた中日はイニング途中での交代試合は4例あり2勝2敗(うち1敗は先発に黒星つかず)ということで、今日の笠原もですがあらかじめ想定して準備させたうえでのイニング途中での継投も考えているのかなと思いますね。

これが今までのシーズンと比べ多いかどうかはわかりませんが、この交代もKOされたのか、それとも先発投手に勝ちがついている状態での継投策になるのかと考えると、セ・リーグの他球団はすべて5イニング未満での交代が半分以上なのを見ると、中日は確実に勝ちに行くためのイニング途中での交代を意図的に仕掛けているということが見えた気がします。

もしかしたら、今季はこれからも先発投手に白星の権利がある状態でのイニング途中継投が中日は多くなるのではないでしょうか。どこまでリリーフ陣が調子をキープできるのかを含めて気になるところです。