tsuno流野球論

NPBのデータをもとにした、投手についての考察記事を主に書いていきます。

日本シリーズの地上波中継を見て思うこと。

今年のNPBは、福岡ソフトバンクホークス日本シリーズで巨人を4連勝、3年連続で日本シリーズを勝利して終わりました。

 

そんな今年の日本シリーズ、4試合すべて地上波での放送があったわけですが全試合もともとの中継時間を延長しての放送でした。

というよりももともとの中継時間は9時まで。試合開始が6時15分なので逆算して2時間45分で試合が終わるか?ということがそもそも難しいと考えられるのになぜ頑なに中継時間を9時までとしてそのあとで延長などとするのか、とテレビを見ていて疑問に思いました。

この9時までという中継時間もまたかつて地上波で毎日のように巨人戦をやっていた時から全く変わっていないもの。試合時間の平均は変化しているにもかかわらず。

せめて最初から9時半まで取れないのか、もしくは延長なしにできないか。

後ろの番組を見たいと思っている層にとっては害悪でしかない、と中継をしていた当時から言われていたであろうことなのに、なぜ配慮がないのか…と。

 

同時に、現状の野球のルールにおいてもまた個人的な意見としては「ボールが動いていない時間が長すぎる」と思っているところもあります。

これが、試合時間の遅延や打者の回避能力の低下・投高打低化にもつながる要素の一つになっていると考えています。

 

現状では12秒ルールが存在するようですが、プレートを外したりランナーがいる場面では牽制などで1分以上ボールカウントが変わらないケースも存在し、試合時間の遅延化に関しては強制力が不足しています。

試合時間短縮、集中力の維持を図る意味合いも込めて「○○秒以内に打者に向かって投球をする」くらいのルールを作り動作を強制化させることも必要となってしまうのではないでしょうか。

これまではそういった遅延化を促進するようなことが少なくルールでがんじがらめにする必要はありませんでしたが、どんどん試合時間が間延びしている現状、なにかしらのルールを作らないといけないのではないかと考えてしまいます。

必ずしもテコ入れで100%良い方向にだけ行くというわけではありませんが、多くの人に魅力的で親しみやすいスポーツとして野球が選ばれるためにも「時間」という要素は必要なのではないでしょうか。