tsuno流野球論

NPBのデータをもとにした、投手についての考察記事を主に書いていきます。

引退試合の是非とは?

シーズンも終わりましたが、このシーズン終盤、とあるブログ含め所々で引退試合についてのことが話題になっていたように感じました。

相手に花を持たせる、というか一応の配慮をしている、というような風潮も見え隠れしているのでは…という人もいるようですが。

個人的には公式戦における引退試合自体がいかがなものか?と思いますし、それならば今年の岩瀬・荒木みたいにオープン戦などで一日契約をするなりセレモニーで送り出すのが一番なのかなと。

一番の問題は「引退選手特例措置」で引退試合としての公式戦への出場が可能になってしまったということではないでしょうか。枠的には問題ないものの真剣勝負の場にエンターテイメントが同居する形になるのはプレーヤーとしてはどうなのでしょうかね…

一軍にいられる実力を失った選手が真剣勝負の場で放るというものは。

ただ、特例を使うまでもなく一軍にいられる選手であれば公式戦で送り出すというのも十分にありだと思いますが。

引退試合、引退興行もまたビジネスとしての手段の一つではあります。

同時にプロフェッショナルとしては勝つことが一番のファンサービス。

フロントと現場、価値観の異なる中でどう折衝し退き際を送り出していくのか。

チーム状況、残り試合、支配下枠、その他内部のいろいろな要素を考慮して各球団がそれぞれどう対応を取っていくのか。無視しきれない外部の声も響いてくる中、すべての部署で折り合いのつくやり方を試行錯誤して見つけて外部へも提示していくことが重要でしょう。