tsuno流野球論

NPBのデータをもとにした、投手についての考察記事を主に書いていきます。

私見 日本における審判は裸の王様である。

久しぶりの更新ですね。

今日もまた個人的な意見を述べていきます。

今回は審判について。

 

今更の話ではあるのですが、4/21のナゴヤドームでの試合の際の一連のプレーにおいて審判団の話として「この判定に不満があるのであればリクエストを使用してください、覆すことはできない」というようなやり取りがあったと聞きました。しかし僕はこの言葉に強い違和感を覚えたのです。実際リクエストでの映像でベースの方向を見ずに判定をしていたのが明らかになった時には球場内に怒声よりも失笑が上がるほどでしたが…。

それは、審判自身が「リクエストを推奨している」ということ。裏を返せば「私たちの判定は信用に足りない」ともとれるもので、それを聞いた時は「あなた方は審判という名前でお金をいただいて何をしているの?」と考えてしまいました。

自分たちの判定が、信ぴょう性がないにもかかわらず、そんなあなた方に選手たちの人生がかかった試合を裁き正しい判定を行うことのできる自信があるのかと。

同じ判定でも抗議によって退場した場合には退場者に制裁金があるのに対し、リクエストによって覆った一回につき審判団に罰金が科せられるというのは聞いたことがありません。また、リクエストによって通算で何回も判定が覆った際に資格がはく奪されるなんて話もないのでは。これっておかしい気がするのですが。審判も相応のミスが多ければ来年の契約がなくて当然ですし、試合をしている両チームに対してもまた謝罪と制裁を取る責任があると思います。それだけの威厳を振りかざしているのであれば、相応の責任が伴うのです。

そして、なによりもリクエストをされることに対して恥はないのかと。自分を律し裁くことのできない人間が人を裁く資格はない。極論をいえば審判の方々よりもAIのほうが言うまでもなく優秀で正確で、もっと普及すればあなた方は必要ありません。その自覚があるのでしょうか?自分たちの仕事はいつかなくなりかねないものであるにもかかわらず形だけの権威を振りかざしている姿が、僕はものすごく不思議で滑稽に感じてしまいます。

審判は給料と引き換えに試合を平等かつ公正に裁くという義務、責任を背負っているのであり、判定に対して文句を言わせないような態度をとることはもってのほか。所謂神様のようなものではありません。あくまで試合を構成するスタッフの一人でしかないのですから。審判も人間ですしミスがないとは言えません。ただ野球に携わっている人たちは今の審判に対してこれまで程の信頼はないと言っても差し支えないでしょう。

失った信頼を取り戻すことは一筋縄ではいきません。改めて、自分たちの判定がもたらす重みを理解してほしい、と感じるものです。