tsuno流野球論

NPBのデータをもとにした、投手についての考察記事を主に書いていきます。

野球「で」勉強をしよう!

マチュア野球含めて、野球だとかなにかしらができれば勉強はおろそかであってもよいという考え方もあるかと思われますが実際のところは

「勉強ができなければスポーツやそれぞれの分野においても結果が残せるわけがない」

といえるのではないでしょうか。

 

野球で例えるならば

・打率や防御率等各種割合の計算は算数。

・スイングスピードと投球のスピードによる打球速度、当たった際のバットの面で導かれる打球方向はそれぞれ力学や角度で求められる。

・サインや意思疎通といったものは国語などの物語・説明文においての筆者に気持ちを読み取ること。

 

 

上記はあくまで一例でありますが、野球というスポーツの中にもまた学校などで履修する基礎的な知識が必須。もちろんなくてもできますが、突き詰めていくため、また感覚でプレーしている際にうまくいかなかったときの引き出しとして自分を助けるものであることに間違いはありません。ただ知識を持っているだけではなく、必要な時、適切な時に必要な知識を引き出すことのできるようにすることが肝心なのですが。

 

野球は「間」の多いスポーツではあれど、ボールをもってからの一連のプレーは一瞬かつグラウンドの選手たちに全て委ねられている、という状態。だからこそ自分やチームを助けるためにも知識の引き出しを増やして整理していくことは非常に大切なことであると考えます。

 

最近の選手たちは非常に考えることが多く、自分自身でいろいろなものを見て調べたりするということを積極的に取り入れている印象があります。正直、野球の知識量と技術は今の選手のほうがあるのではと思います…が、その知識や技術に耐えうる体力・持続力やほかのスポーツと結びつけるような知識や引き出しを持っているかといえば「?」を感じてしまいます。

ただ速いボールを投げる技術を持っていてもそれに耐えうる体力・筋力・バランスを持っていなければ早々に身体をつぶしてしまいかねません。効率云々を説いていても、基礎体力や柔軟性、身体の使い方などの引き出しが不足しているのでは結局遠回りをするだけであるといえるのでは。

 

野球のプロになるのは社会人やNPB独立リーグからでも充分。それまでの準備期間で他のスポーツを含めいろいろな可能性を模索しつつ、引き出しを広げていくことが基礎体力増加にもつながり特定のスポーツのみをこなすよりも近道になるのではないかと思うのですが…なぜ特定のスポーツに早々に絞るのか、個人的には疑問に思います。