tsuno流野球論

NPBのデータをもとにした、投手についての考察記事を主に書いていきます。

2019-01-01から1年間の記事一覧

学生スポーツの意義とは。

今回は野球に限ったことではありませんが。 学生スポーツ全体においても基本的な戦いかたは「相手にやりたいことをさせない」ように教えることが多いと思います…が、個人的にはある程度の年齢までは、それ以上に「プレイヤーが最高のパフォーマンスをできる…

選手の未来を守るために。(球数制限について)

新潟県高野連による球数制限の導入をきっかけに、日本高野連が設けた「投手の障害予防に関する有識者会議」の第一回が本日開かれました。実態を把握し予防策等の検証を行うことを目的とする会議。球数制限導入の可否や選手たちの現状を把握することで、高校…

雑記 基礎練習の「基礎」教えられる?(キャッチボール編)

いろいろと調べたいことはあるものの結局調べられないうちに、いつの間にやら3日ほど更新が滞っておりました。 そんな中で今日は、自分自身が学生時代に野球をやっていた中で気になったところを書いてみたいと思います。 自分がやっていた時の少年野球の練習…

今シーズンのトレンド?? イニング途中での投手交代

昨日の地点で開幕から6カードを消化。 各チーム、16~18試合を戦ってきていますが、今シーズン個人的に気になっているのがイニング途中での投手交代です。 昨年までの合計数などはまだ調べていないのですが、今シーズンにおいては4/18現在で55例。 セ・リー…

雑記 4/18 ヤクルトー阪神 選手休養の是非

ニュースやらで見たものではありますが、4/18のヤクルトー阪神戦において、4回終了時で大量のビハインドを背負っていたこともあり、ヤクルトが山田・青木・バレンティンの主力3選手を交代させたことが議論になっているようで個人的な意見を。 この試合、阪神…

開幕から一回りして…続き。 パ・リーグでの先発の役割から。

先の記事で書いた、開幕から一回りしてのセ・リーグの先発、そして投手陣の結果に続いて今回はパ・リーグについて書いていきます。 それでは先発投手についた星の数。(後ろの数字はチーム成績) ソフトバンク:7勝1敗(9勝4敗2分) 楽天:4勝3敗(8勝5敗1分) 日…

開幕から一回りして…続き。 セ・リーグでの先発の役割から。

一昨日で各チームとの対戦を一回り終えたプロ野球。(NPB) 前回、中日のみについて書きましたが、今回はセ・リーグでの先発投手についての結果からリリーフ陣の戦いぶりについても書いていこうと思います。 それでは先発投手についた星の数。(後ろの数字はチ…

開幕から一回りしての中日ドラゴンズ投手陣について。

昨日でセ・パ両リーグとも各チームとの試合が終了しました。 14~15試合を終え、スタートダッシュに成功したチーム・伸び悩んだチームと別れましたが、 セ・リーグでは広島が最下位、パ・リーグでは楽天の躍進が特に目立ったと思います。 また、自分の贔屓チ…

雑記:「盗塁」とは。それとついでに。

昨日、とあるトークショーに参加した際に一瞬「甲斐キャノン」についての話が出たのですが、そこで捕球後の二塁送球の早さが長けているという結論になったのがいまいち納得いかず、帰路の中で盗塁阻止における要素について改めて考えてみました。 まず盗塁に…

自分的野球論 1.勝つ野球ってなに? 練習の意味とは。

前置きいたしますが、非常に長い文章になります。 今回は、人口とともに年々減っていく少年少女の野球人口、その中でいかにして野球は楽しいよ、魅力にあふれているよ!と伝えなければ、10年、20年先の野球があるかどうかすらわからない中、自分が思っている…

千葉ロッテの現状。(特に有吉について

開幕ローテーションに入りながらも2試合続けてのKOで早くも二軍落ちが決定してしまった、千葉ロッテ・有吉投手。 ツーシームやストレートを武器にイニングを稼いでいくタイプの投手、なのですが…。 今シーズンは、ツーシームを生かした内外角の出し入れがで…

開幕から5試合を終えて。

今日で開幕から5試合が経過。パ・リーグは3連戦の先発をまとめてみましたがどうにも要領を得ない感じになってしまった気がしますのでリーグ問わずこの5試合でまとめてみました。 ということで、この5試合、12球団で合計60人が先発のマウンドに立ったわけです…

2019NPBペナントレース 先発の価値?

今回、開幕三連戦を含めて見たここまでの個人的な感想。 ・総じて継投が早い ・どのチームもリリーフの使い方をテストしている こんな印象を抱きました。 また、イニング跨ぎもそれなりにあるのだろうということも感じられました。 というのも開幕ローテーシ…

開幕3連戦の先発・球数・継投を考える パ・リーグ編

さて、2019シーズンが開幕し、最初の3連戦が終了しました。 そこでまず今回はこの三連戦での先発投手と継投について振り返ります。 先発投手名、イニング数、球数の順で書いていきます。 まずは日本ハムーオリックス。 勝敗は初戦から日本ハム、引き分け、日…

昨日の試合(横浜ー中日)にて個人的な推しポイント

昨日の開幕戦、横浜ー中日。相変わらずの救援陣で無残な大敗をしましたが、一番は早めに笠原を降ろしたということにつきます。リリーフ勝負では今年も勝つのは厳しいと一ファンとして踏んでいただけになぜあの策をとったのかが疑問でなりません。 たらればを…

高校野球 サイン盗み疑惑と私見

先日のセンバツ高校野球、習志野ー星陵の試合にてサイン盗み疑惑でひと騒動あったわけですが。個人的にはサイン野球についても諸手を挙げて賛成、という考え方ではないだけになんとも。 監督の仕事としてはグラウンドに送り出したメンバーにすべて任せるとい…

雑記 2019.3.28 中日ー広島@ナゴヤ球場

見に行ってきました。 しかし、根尾効果すごい…春休みとはいえ観客の多さにびっくり。 今まで何回かナゴヤ球場には来たことがあるものの、この人数の多さは初めて見ました。こうしてたくさんのファンが来るようになった、というのはやはり嬉しいものです。 …

2018 中日ドラゴンズ 投手陣壊滅の要因を考える(続き)

昨年のドラゴンズはとにかくリリーフでひっくり返される試合を幾度も見てきました。 その中で今回調べたのは先発投手に白黒がつかなかった試合(逆転などで白黒が消えた試合も含む)の成績。 先発が5イニング以上投げたケース:38試合11勝25敗2分 先発が5イニ…

2018 ソフトバンク 規定投球回数到達者ゼロの中で

先日の日記にて中日ドラゴンズは6イニング未満の試合が56試合ということを調べたのですが、昨年の日本一チームソフトバンクはさらに多く先発が6イニング未満の試合が62試合。しかし違うのは5イニング以上で先発投手に勝敗がつかなかったのが31試合、そして、…

今更ながらのNANDE?

自分が今更ながらもこうしてデータを調べ考察する、というブログを作ったのかというのを書いてきたいと思います。 いろいろなデータブログがそこかしこにあり、多くの情報を少し調べるだけで簡単に手に入れられる時代。 その中で、自分自身もデータについて…

2018 中日ドラゴンズ 投手陣壊滅の要因を考える

オープン戦もいよいよ明日で終わり、3/29から143試合のペナントレースが始まるわけですが昨年、中日はリーグ5位で連続Bクラスの球団最長記録を6年に伸ばす不本意なシーズンとなりました。 先発防御率は4.06と決して悪くはないものの問題と言われたのがリリー…

2018 ソフトバンク 西武との相性とCS突破の要因(?)

さて、西武がソフトバンクに対する一抹の不安を持っていた中、対するソフトバンクの先発投手陣について迫ります。 西武との公式戦25試合にあって、先発した投手は12人、最多は千賀・石川柊の6試合でそれぞれ3勝3敗、3勝2敗とほぼ五分。 先発全体の成績でも10…

3/12 教育リーグ 東京ヤクルトー横浜DeNA @戸田球場

今回は雑記。 この日は用事まで時間があったため戸田球場へ。 教育リーグなのでスタンドも無料で開放、戸田球場ははじめて来ましたがグレードの高い草野球の球場という印象でした。シーズン中はスタンド内有料なんですよねこれ…。 外の芝生で見てるぶんには…

2018 埼玉西武ライオンズ リーグ優勝の要因(?)つづき

前回の記事にて対ソフトバンクと他球団に対しての、一部投手陣の顕著な先発機会の差を述べましたが、投球内容の違いについてはどうなのだろうか…ということで検証します。 先発投手が5イニング未満でマウンドを降りた試合数 対ソフトバンク 7試合 対日本ハム…

2018 CS敗退の西武、ソフトバンクとの相性とリーグ優勝の要因(?)

先の2つの記事にてセ・パ両リーグの規定投球回数到達者について調べましたが今回はある球団の先発にフォーカスして、その要因を独自の見方で読み解いていきたいと思います。 さて、その球団とは「埼玉西武ライオンズ」。 2018年パ・リーグ優勝を果たすもCSに…

3/16 オープン戦 楽天ー中日@草薙球場

今回はデータ云々ではなくただの観戦日記です。 というわけで今日は草薙球場での楽天ー中日を観戦。 席は中日側外野から。 中日外野陣は平田・大島・アルモンテ・藤井の4枠はほぼ確定。 そして現在帯同しているのは渡辺・井領・遠藤の三人。友永・松井佑が脱…

2018 パ・リーグ規定投球回数到達者版 おさらい&考察

セ・リーグをまとめ、ようやくパ・リーグのほうもまとめることができたので紹介を。 まずは防御率。 1.岸(楽) 2.72 2.菊池(西) 3.08 3.上沢(日) 3.16 4.マルティネス(日) 3.51 5.西(オ) 3.60 6.則本(楽) 3.69 7.涌井(ロ) 3.70 8.多和田(西) 3.81 9.山岡(オ) …

2018 セ・リーグ規定投球回数到達者おさらいと自分的考察

今更ながら2018シーズン規定投球回数に到達したセ・リーグの投手をおさらいしつつ、自分なりに調べたものも含めてちょっとした特徴を考察したいと思います。(敬称略) 防御率順に 1.菅野(巨)2.14 2.東(De)2.45 3.大瀬良(広)2.62 4.ガルシア(中)2.99…